看護師の離職率の高さは群を抜く

数ある医療に携わる職業の中でも、看護師の離職率の高さは群を抜いています。当方も「婦長にいやがらせされた」「患者からセクハラされた」などを多種多彩な退職理由を伺っています。

看護師といっても、約90万人の看護師と約42万人の准看護師の二つの資格があります。看護師は、高校を卒業してから、専門の養成機関などに入り国家試験に合格することが必要です。

准看護師は、中学卒業後または高校卒業後に、専門の養成機関に入って都道府県の試験に合格することが必要です。制度上、責任のある管理職にはなれませんが、実際の現場では看護師とあまり変らない仕事をしており、熟練した准看護師でも優秀な人材が沢山います。しかし、現在、准看護師は廃止の方向に向かっています。

厚生労働省の調査によると、毎年5万人程度が看護学校を卒業し、看護師国家試験に挑戦、合格して看護師資格を取得しています。計算上では不足することはありえないように思われます。しかし、現場では常に看護師不足が叫ばれています。一体どうしてなのでしょうか。

いくつかの原因が考えられますが、その第一は「離職率の高さ」があげられます。「社団法人日本看護協会」の調査によると、常勤看護職員離職率の全国平均は12.6%、同じく新卒看護職員離職率の全国平均は9.2%に上ります。

つまり、1年問でだいたい10人に1人の割合で離職している計算になります。