臨床工学技士

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コ・メディカルの中では診療放射線技師、臨床検査技師と比較して歴史が浅く、一般への認知度はあまり高くはありませんが、医療業界では注目度が高まっています。

人工透析装置、人工心肺装置、人工呼吸器、ペースメーカー、輸液ポンプなど医療機器に携わる技士です。

医療機器のめざましい進歩に伴い、医療現場では高度な医用工学機器が次々と導入される傾向が強まっています。そのため医学的知識を持ちつつ、それらの高性能機器を操作・管理する臨床工学技士の需要は増加を続けています。

さらに2006年(平成18年)の医療法の一部改正に伴い、入院患者がいる医療施設では医療機器使用の安全確保を図る目的で施設に医療機器の管理者を配置し適切な管理業務の徹底が義務化されました。

これにより生命代行機器を扱っていない施設では新たな管理業務を担う臨床工学技士の需要が生じています。

これに該当する医療施設は全医療施設の6割を占めます。そのため今後、この領域での需要が高くなるのは間違いありません。

しかしながら、歴史が浅いためか病院内での待遇は必ずしも良くはなく、働く職場(都市・地方病院)によって違いは出てきますが、初任給で大体17万~20万円前後、30代で20万円~25万円が目安。平均年収400万円前後ぐらいです。

臨床工学技士の養成所は一年制の専攻科から四年制大学まであり、同じ臨床工学技士でも能力にばらつきが見られるのも、その一因かもしれません。