臨床工学技士

illust293

コ・メディカルの中では診療放射線技師、臨床検査技師と比較して歴史が浅く、一般への認知度はあまり高くはありませんが、医療業界では注目度が高まっています。

人工透析装置、人工心肺装置、人工呼吸器、ペースメーカー、輸液ポンプなど医療機器に携わる技士です。

医療機器のめざましい進歩に伴い、医療現場では高度な医用工学機器が次々と導入される傾向が強まっています。そのため医学的知識を持ちつつ、それらの高性能機器を操作・管理する臨床工学技士の需要は増加を続けています。

さらに2006年(平成18年)の医療法の一部改正に伴い、入院患者がいる医療施設では医療機器使用の安全確保を図る目的で施設に医療機器の管理者を配置し適切な管理業務の徹底が義務化されました。

これにより生命代行機器を扱っていない施設では新たな管理業務を担う臨床工学技士の需要が生じています。

これに該当する医療施設は全医療施設の6割を占めます。そのため今後、この領域での需要が高くなるのは間違いありません。

しかしながら、歴史が浅いためか病院内での待遇は必ずしも良くはなく、働く職場(都市・地方病院)によって違いは出てきますが、初任給で大体17万~20万円前後、30代で20万円~25万円が目安。平均年収400万円前後ぐらいです。

臨床工学技士の養成所は一年制の専攻科から四年制大学まであり、同じ臨床工学技士でも能力にばらつきが見られるのも、その一因かもしれません。

診療放射線技師

illust293

診療放射線技師とは、病院等の医療現場でX線(レントゲン)撮影やCT、放射線治療など放射線を用いた作業やMRIなどによる検査に従事する技師のことです。

診療放射線技師になるには、国が指定する養成機関で3年以上必要な知識や技能を学んだ後、国家試験に合格する必要があります。

診療放射線技師は医師の診断や治療を支援、病気の早期発見といった、現代医学において重要な役割を担っています。

診療放射線技師の国家試験に合格し、資格を取得すれば就職・転職に困ることはありません。就職先は病院や診療所です。

ただ国立の病院に採用され公務員として働くことを考えると競争率も高くなります。

最近の傾向としては高度な範囲で放射線を扱うことができるため、医療機器メーカーの研究・開発部門や原子力工業分野などに就職するケースも増えています。

医療技術の高度化が進む昨今の日本では、資格取得者の役割は大きく、その需要もますます高くなるのではないでしょうか。

給料の一般的な目安としては勤続10年、30代後半の技師で月収40万弱、年間ベースで500~550万円前後が相場です。

管理栄養士・栄養士

illust293

現代の日本では、栄養環境が良い反面、食べ過ぎによる肥満が社会回題になっています。

肥満は糖尿病、高血圧、脳卒中、がんなど、いわゆる生活習慣病の要因になるといわれています。

高齢化社会が進む中、多くの人の栄養環境を整える専門家として、栄養士に注目が集まっています。

栄養士には「栄養士」「管理栄養士」という二つの資格があります。

法律上では栄養士は「都道府県知事の免許を受けて、栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事することを業とする者」と定義されています。

一方、管理栄養士は「厚生労働大臣の免許を受けて、管理栄養士の名称を用いて、傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導、個人の身体の状況、栄養状態等に応じた高度の専門的知識及び技術を要する健康の保持増進のための栄養の指導並びに特定多数人に対して継続的に食事を供給する施設における利用者の身体の状況、栄養状態、利用の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導等を行うことを業とする者」と定義されています。

簡単に言えば、栄養士の上級資格が管理栄養士です。

管理栄養士の取得方法は二つあります。

四年制の大学の専門の学部を卒業し、なおかつ卒業後に国家試験を受けて合格するという方法。

もう一つは栄養士の資格を所得したうえで実務経験を2年経験し、国家試験を受けて合格する方法です。

栄養士の資格は、国が指定した養成施設を卒業すれば、誰でも取得することができ、毎年2万人近くの人が栄養士免許を取得しています。

管理栄養士・栄養士の就職先としては、

1.病院、学校、社員食堂、老人ホームなどの給食施設
2.病院や保健所での栄養相談
3.企業の研究室で新商品を開発
4.スポーツ選手のサポートスタッフの一員として栄養管理
5.レストランのメニュー開発をするフードコーディネーター
6.高齢者宅への在宅訪問栄養指導

などがありますが、学校給食施設は少子化の影響で学校での採用は減っています。

そこで注目されているのが高齢化のために増えてきた老人福祉施設や在宅訪問栄養指導など介護分野です。

こうした状況を受け、当社の登録者の中でも「お年寄りや病気で苦しんでいる人の役に立ちたい」とこの分野に積極的に転職を希望する方が増えています。